【ポイント】
- 仕入認識のタイミング:国内仕入に比べ、輸入仕入の認識タイミングは早くなる
- 消費税の取り扱い:輸入消費税については、日本の消費税が課される(輸入消費税)
仕入認識のタイミング
国内仕入の場合、一般的に製品を検収した時点で仕入を計上しますが、輸入仕入の場合には、貿易条件にも左右されますが、仕入先による船積み時点で仕入認識をするケースが一般的です。
消費税の取り扱い
輸出売上については、消費税が免除されます(免税売上)が、輸入消費税は消費税の課税対象となり、輸入消費税が課されます。
消費税の税率は国内取引に係る消費税と同様ですが、輸入消費税の場合には、課税標準(税率を乗じる対象)に注意が必要です。具体的には、輸入に伴い発生する関税が含まれ、輸入消費税の課税標準=関税課税価格+関税(+個別消費税(酒税))となります。